別格霊場別詳細 | 住所一覧から、各霊場ごとの情報、訪れたときの写真など |
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空海=弘法大師=お大師さんが開祖と伝えられる四国霊場八十八ヶ所は有名です。 その他にも、四国には、お大師さんの足跡を今に伝える場所が数多く存在しています。 それらは特に「番外札所(または霊場)」と呼ばれ、寺院やお堂が建立され、古より大切に守り伝えられています。 そのうちの二十寺が昭和41年、『別格霊場会』を発足。 そして誕生したのが『四国別格霊場』です。 歴史的には案外、新しい組織です。 「お四国88+別格20=108」 108=煩悩の数となる故に、近年では煩悩消滅の旅として八十八ヶ所と合わせて巡拝される方も増えています。 別格霊場だけを回るツアーも結構企画されているようです。 |
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遍路の記念(?)と言えば、納経帳、納経印、掛け軸など書物、印物が一般的です。 別格で納経すると、『花曼荼羅シール』、『御影札』をいただけます。 その他に、別格だけで買える独特の物があります。 それが、『除災招福念珠』、数珠の珠です。 珠には、“男珠”と“女珠”があり、男女それぞれに“親珠”があります。 二十ヶ寺+親玉の、合計21珠で完成します。 それぞれ1珠300円、親珠は500円で販売しています。 男珠と女珠はデザインが少し違います。
男珠、女珠ともに、お寺の名前が入っています。 親珠には男珠、女珠ともお大師さんのお姿が入っています。 また、親珠を購入すると、紐と二天玉が同梱されています。 結願し、無事、21珠を集め終わったら、数珠屋さんなどに仕立てを頼むとよいでしょう。
好きな房や二天玉を選べ、立派な数珠に仕上がれば、うれしさもひとしお。 「この念珠のためにまた巡拝したい」 「他人の分も揃えてあげたい」 そんな気持ちになられる方も多いと聞きます。 ちなみに、四国三十六不動霊場には、『開運胸飾り守』があります。 こちらも集めがいのある立派なものです。 詳しくはこちら。 |
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親玉を販売するお寺=授与寺院は、数年ごとに変わります! そして、親玉は授与寺院以外のお寺では購入できません! ※2008年11月時点の授与寺院は、鯖大師本坊です。 授与寺院で購入した時に「親玉は?」と聞かれなかったから買い損ねたとゴネても、あとの祭り。 念珠自体、通信販売は行っていませんので、買いそびれたら最後、遠路はるばる引き返さなければなりません!! 最初のお寺で親玉の授与寺院を必ず確認しておきましょう! |
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霊場側は、念珠は一人一個、納経との抱き合わせ販売をお願いしています。 もう何度もお四国を回っていて納経の必要がない大先達にも、寝たきりのおばあちゃんや遠い故郷にいる父母のために揃えてあげようとした尊い心にも、明らかに不愉快な顔を見せる一部のお寺があることをご承知下さい。 お守りやお札なら、たくさん買っても笑顔で売ってくれるのに、念珠に関してはなぜ、こうも頑ななのか、ちょっと不思議です。 四国三十六不動霊場の開運胸飾り守の念珠購入はこんなルールは無いんですけどね。 別格はやっぱり、別格。 構えが立派なお寺でもお賽銭や法事だけでは苦しい台所事情が反映されてたりして? 正直、心が痛むこのルールのウラには、売価を安く設定してしまい、たった300円のためにいちいち呼び出されるのが面倒だとか、 大量購入して数珠にしたものをネットオークションで高値で売っている人がいたから、など、別格の住職さんから本音を聞いたことがあります。 でも、一般には通販NGでも、念珠を数珠に仕立てるお店には、足りない念珠を取り寄せられるウラワザを提供していたり、人の世は不公平なのです。 とはいえ、金勘定より、遠路はるばる旅してきたお遍路さんの心や体を一番に想ってくださるお寺がほとんどです。 四国を巡るだけでも贅沢な、お遍路さんの懐具合も斟酌してくださる優しい住職さんは、黙認して、念珠だけでも売っていただけます。 念珠はお土産気分で買うものではありません。 「金、払うんだから売れよ!」みたいな、よこしまな心で手に入れても、お大師さんの御利益は得られないでしょう。 |