平成19年4月6日 天気:

お花見ドライブ

先週くらいから、ミツを以前にも連れてったお花見ドライブに今年も行っても良いなぁという話をしてまして。
もーそろそろかなー、どーかなー、と、日々、桜中継を見ながら機会を窺っていました。
でも、昨日5日は上天気で、久万へ山登りに出かけてしまい、今日6日の朝は筋肉痛でぐずらぐずらしておりました。
昨晩、就寝前にドライブ行くなら明日かなぁ、などと思ってはいたものの、風呂上がりの濡れた髪のまま寝てしまったせいで余計、寝起きが最悪で起きられないでいました。
テレビは朝から桜の中継を流し、ローカルの天気予報では午後には天気が崩れる模様を繰り返しています。
睡眠学習みたいなもので、うつらうつらする頭の中で、今週末には雨と風で一気に葉桜になってしまい、あー、もっと早く、連れて行っておけば良かったなー、とか、夢うつつに映像が浮かんでは消え、浮かんでは消えしておりました。
で、浅い三度寝から目を覚ますと、ビデオの時計表示はもう11時になっていました。
むむむ! ぐずぐずしてると昼になってしまう! 天気も悪ぅなってしまう!
お花見じゃ!と、起き上がり、身支度開始。
とりあえず、照家へ。
まずは照に車を借りられなければお話になりません。
照家に行くと犬小屋からボルが嬉しそうに飛び出してきますが、散歩に行く暇なんかないとシカトして家の中へ。
コタツでBSを見ている照に、「お花見ドライブに連れて行くから車貸して」と告げると、「おお、行ってこいや」とにっこりOK。
で、そのまま車に乗って錦家へ戻り、ミツに「お花見、行かん?」と切り出しました。
突然でしたが、「そーじゃな、行こかなー」とすぐに返事が返ってきました。
更に、「徳ちゃんも連れて行っておあげや」と言うので、じゃあ、ガソリン入れて来る間に徳に電話しといてと頼み、ガソリンスタンドへ。
車は連日の黄砂のせいですっかりお花見どころじゃない小汚さ。
とりあえず、燃料補給&洗車機にかけようとセルフのガソリンスタンドへ入ったものの、洗車機は洗車渋滞の列が出来てました。
燃料だけ補給し、結局、錦家の前で自分で軽く手洗いすることになりました。
ミツがえっちらおっちら二階から降りてくる間に洗車も完了し、ひとまず、大手町へ。
春ビル前の大手町バス停のベンチで待ってた徳を拾い、第一の目的地、伊予市方面へGO。

久しぶりの伊予市の風景にミツ、「変わってしもたなー」と昔話を連発です。

最初の目的地は伊予市平岡。

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国道56号線をもう少し行くと犬寄せ峠、更には中山という、伊予市大平の近所、と言った方が分かる人には分かる田舎です。
平地と山との境のような所で、国道から一気に250mほど山に登ると伊予灘を望む場所に咲く桜並木に出会える穴場があるのです。

でも、残念ながら天気予報が的中。
空はどんどん曇ってきます。
桜が咲いてれば喜んでもらえるはず、と、うねうね、山道を登っていくと…。
  今年も満開で桜はお出迎えしてくれたのでした。

 
 青空をバックに見られたらもっと最高だったんだけどなー。

日当たりがいいので、満開というよりちょっと散り始めって感じでした。

ちなみに、昨年、一人で来た時に撮った写真です。
天気がいいとこんなお花見が楽しめるのでした。
 
 

標高も高くて道も狭いので人があんまり来ないのでした。
でも、今日は曇ってしまい、残念でした。


次に向かったのは、谷上山。

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  はい、また、山上の桜です。

車の中で見るというミツをやんわり説得し、車外へ連れ出しました。

 
 
 

谷上山は県の森林公園として管理されてて、桜がうじゃうじゃ咲いています。

またまた、ちなみに昨年の風景です。

 晴れてればなぁ…。


てな感じで、それなりに喜んでもらい、山を下りました。

ここまで来たからと次に案内したのは松山自動車道伊予灘サービスエリア。

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なぜそんな所に向かったのかというと、そこは孝の生前最後の写真が撮影された場所だからです。
孝が亡くなった日、介護施設側が年寄りみんなを伊予市へドライブに連れ出していました。
その帰りに立ち寄ったのがこの伊予灘サービスエリアでした。
職員もまさかこれが最後の写真になるなどとは予想だにせず、シャッターを切ったのでしょうが、伊予灘サービルエリアで撮られた姿が最後となりました。
ここでも、介護施設に帰っても、しばらくの間は孝は普通に過ごしていたのですが、その日の夕方、急に倒れ、帰らぬ人となりました。

サービスエリアは高台にあってとても見晴らしのいい場所です。
知ってる人は裏道からこっそりとサービスエリアに入って夜景を楽しんだりする、やっぱりここも穴場なので写真を一目見てすぐわかりました。

ミツは車から降りはしませんでしたが、「(孝は)こんな所まで連れてきてもらったんかえ」と感慨深げな様子でした。


次は、またここまで来たんだからと、義家へ。
でも、義車もなかったので家の前を通っただけで帰りました。


道すがら、最近、新しくなった鷹ノ子温泉に寄ってきれいになった外観に驚いてもらい、畑寺を抜け、石手へ。

石手のミツが昔住んでた辺りは現在、道路拡張工事が進行中で、通りの南側の家が立ち退いたり、歩道になる分、奥へ退いたりしており、ミツはまた驚いてました。
これまでも話のネタに道路工事が進んでる旨の話は何度もしていたんですが、やっぱり百聞は一見にしかず、見た方が理解は早いのでした。

前回のお花見ツアーの際にはパスした大鷹園も、今回は坂を上がって行ってみました。
最初は、「車を駐めるとお客さんと思って出てきたらいかん」からと、言ってたミツですが、本館のロビーに子供の姿を見たら「小遣いでもあげたいけん、駐車場に車入れてみてや」。
窓から大きな声でミツが呼ぶと、大鷹園のおばさんが出てきました。
ミツは車に乗ったまま、おばさんは立ったまま、30分くらい話に花を咲かせました。
話題はもっぱら大鷹園の遺産相続。
病院でいくら面倒看ても遺言書がなかったらなんもかも6分の1ずつなんよ、とか、大鷹園本館は○○がもらって、私は下の案内所と少しお金をもらうことにしてケリがついたんよ、とか。
正直、間近で見ると大鷹園本館はもうボロボロです。
遺産相続で10年近く揉め続けた大鷹園ファミリー。
リフォームしようにも、本館を相続できる確証は誰にもないから、日に日に傷んでいき、駐車場の鉄骨も屋根も錆びだらけ。
表の階段もひび割れてるし、 僕が客だったら、一目見てこれはアカンと、別の旅館を早速、探すな、きっと。

「お茶でも呑みながら話しようや」、「昨日、新しいお湯入れたとこやけん、温泉にでも入って帰らんかえ」、…。
大鷹園のおばさんは言ってくれるのですが、本より風呂なんかこれっぽちも入る気のないミツはやんわり何度も断って、またこーわいと言っておさらばしました。


現在、道路工事中の道後温泉周辺を見て帰りました。

先日撮った写真です。
 道後公園北口から温泉に向かっての道が拡張され、信号機も設置されました。

 
本館をぐるりと取り囲むように歩道が整備され、本館の前はもう車が通れなくなったので、観光客も安心して記念写真が撮れるようになります。


その後、平和通りを抜け、宮西のフジグランで徳を降ろしました。

それから、新しくきれいになったロープウエイ街を見せにちょっと遠回りして、夕方、帰宅と相成りました。

車を返しに照家に行くと、照、「よー連れて行ってやったのー」と、またまた、丸くなった発言。
ボルは散歩に連れて行ってくれと相変わらず叫んでいましたが、またシカトして帰ってきました。

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