伸のリクエストにより、下石手に行ってきました。
「下石手?」
昔、ミツが住んでた道後の家です。
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これこれ。この奥の家。
子供の頃は表の道を渡った向かいにお店があって、ミツにもらったお金でアイスだの、お菓子だの買いました。
で、家に戻ろうとしたら、この左の借家から放し飼いされてたドーベルマン級の犬が、
「ガウっガウっ!」って吠えてきて。
泣く泣く、お菓子を犠牲にして逃げ戻ったことがありました。
右側には新しげなマンション/アパートが建ってました。
駐車場にはトイザらスで売っているような大型の子供用玩具が散乱。
なんで写真なんか撮りよるんぞ、とか思われないうちに、ちゃっちゃと済まさないと…。
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「うわぁ、懐かしい…。昔のまんまやん」
ミツが住んでた借家は昔のまま、そこにありました。
左の玄関がミツが住んでた方です。
子供の頃、この家はある意味、シェルターでした。
何度、逃げ込んだ、というか、かくまってもらったことか…。
僕的には世界遺産に等しい家。
玄関になにやら紙が挟まっています。
どーやら、空き家です。
隣は城之内さん。
なんと、ミツがいた頃からずっと住んでるんですねぇ!
ちょっと驚き。
でも、どんな人だったかはほとんど記憶にありません。
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中を撮ってみました。
ちょっと狭く感じました。
もっと広かったような…。
裏のガラス戸がなぜが開けっ放しでした。
(裏に行ってみたけど、新しい敷居が出来てて入ることは出来ませんでした。
でも、猫ならきっと入れる…)
裏でよくミツが爪を切ってたなぁ。
蚊取り線香の煙がたなびいてて。
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裏に行ってみました。
この路地の狭い感じも郷愁ばりばり…。
左の塀にもよく上がったし。
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夕方撮ったので、ちょっと、ピンぼけてしまいました。
春のエビネやランが所狭しと置かれてた裏庭です。
ここも、物がないのに逆に狭く感じました。
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お風呂かな?家の裏がリフォームされ、なにか付け足されてました。
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伸リクエストその2へ。
下石手の伊予鉄の8番線が停まるバス停は今でも天理教の前にあります。
ちなみに、バス停の下には僕がおもしろ半分で殺してしまったカエルが埋まっています。
ある日、バスを待っていた時のこと。
捕まえたカエルをバス停の根方にあった穴に入れ、小石でフタをしてしまいました。 
なんでそんなことをしたのか、今では忘れてしまいました。
そのまま、バスに乗って帰りました。
数日後、またバスを待っていたとき、やっと思い出しました。
カエルはどーなったかなぁ、と軽い気持ちで穴を見ると、穴の中からアリの行列が…。
恐る恐る小石を取り除くと…。

骨格標本みたく、見事に骨だけになったカエル君が入れたときのまま、上を向いて入っていました。
七代祟ってやるぜ!
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大鷹園へ向かう、お墓横の急階段。
夏休みとか、何度登ったことやら。 |
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階段を上がった先はまだ空き地でした。
昔は草ぼーぼー。
セイタカアワダチソウが生い茂り、ヤブ蚊祭りでした。
上に見えるのが大鷹園本館の駐車場。 |
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坂を上がって大鷹園へ。
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ここも、良いのか悪いのか、昔のまんまです。
(商い的には×です) |
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本館。 |
新(?)館。
表の「歓迎」にお客さんの名前が書いてありました。
照明もついてるし、今日はお客さんがあったのね。 |
駐車場からの展望は昔のまま。
でも、建物の裏はものすごくぼろぼろ…。
僕が旅人だったら、遠路はるばるやってきて、こんな旅館じゃ、絶対、がっかりするよなぁ。
もーし訳ないけど、キャンセルって、道後温泉街の方のホテルに泊まるわ。
不景気以外にぼろぼろの最大の理由は、多分、遺産相続問題にあると思われ。
大鷹園は現在、お祖父さんの遺産相続で4人兄弟がいがみ合っています。
本館は長男が、新館は四男が、それぞれ別々に営業しています。
昨年末、ミツの所に、大鷹園の誰かがやってきて、いざとなったら証言して欲しい、みたいな話をしに来てましたねぇ。
揉めている間にも、建物はどんどん老朽化。
時代にも取り残されて行くのでした。
本館の裏には数年前、マンションが建ちました。
見晴らしも良いしさ、旅館なんかやめてマンションでも建てればさ、家賃収入でのんびり暮らせるぜぇ、なんて思ってるんじゃないかな。
ボロボロになっていく大鷹園を見ているとそんな風に思えてならないのでした。
帰りは、急坂を登り切り、伊佐爾波神社へ抜けて帰りました。
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坂の上にも新しいマンションが数件。
この岩場にもよく遊びに来ました。
化石が獲れるからです。
珊瑚が多かったかな。
貝はなかなか見つからなくて、まるで宝探しでした。
子供の頃はミツの家とこの岩場まで行ったり来たりして遊んでたんだなぁ。
ホンマ、元気やわぁー。
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ということで、伸リクエスト、終了。
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