平成17年11月27日
孝の49日
孝が10月11日に亡くなり、もう49日法要。

昨晩からなぜか徳が錦家2階に泊まっていたので、まさか…、と思っていたら、今治まで付いていく気満々。
とりあえず、車を借りに照家へ。

昨日まで出発時間を気にしてたりしてたので、きっと照も行くものと承知していたのに、2階へ行くと熟睡中。
寒い朝は早起きしないのね。
おまけに、行く気もなくなったみたい。
香典を受け取り、車を借りて錦家へ。
ミツ、徳を乗せ、出発。

奥道後、石手川ダムを抜けていく国道317号線はカーブばかり。
ミツたちの目が回らないよう、追いついた車をどんどん譲る安全運転。
それでも、今治には40分ほどで到着してしまいました。
法事の行われる宝寿寺はインターネットの地図サイトで下調べしておいたので、難なく到着。

山門もかっこいい浄土真宗本願寺派宝寿寺。

コンビニで朝食を仕入れてお寺に戻り、少し立った頃、高松の千一家が到着。

読経の前にお寺の奥さんが必死でセールス。
「納骨堂もありますし、今後の法要も是非、当寺院でお願いします」
みたいな事をなんとか売り込んでいる様子でした。

でも、40年ほど前に亡くなった孝の妻の遺骨も合わせ2人分、納骨堂への永代供養(浄土真宗では永代供養という表現は使わないみたいだけど)に対してお寺が提示した額はなんと約100万円。
千が高松で探したところ、20万ほどで全然大丈夫なお寺があっさり見つかりました。

なので、丁重にお断り。

だからって訳じゃないと思うけど、読経は住職ではなく、息子の方でした。

浄土真宗のお経はやっぱり長くてちんぷんかんぷん。
面白かった?のが、焼香の時。
焼香の香炉も釜みたいに立派で変わってたけど、その香炉の乗った台に四角い穴が開いてる。
何のための穴かと思ったら、地元の人はその穴にお賽銭を入れてから焼香するのでした。
後で聞いたら、家などではお盆がまわってくるそうで、お金を乗せて隣へまわす習わしになっているようです。

お寺での用が済んだら、長谷川のお墓へ向かいます。
先にも出てきた孝の亡妻の遺骨を取り出すためです。

生前、孝は長谷川のお墓に入る約束だったそうです。
けれど、現在の持ち主が
「そんなことは聞いていない!」
と、つっぱねたのでした。

お墓は坂の上にあるので、ミツ、徳は車で待機。
僕も用があるかといえばまったく無いんだけど。

千一家。

遺骨を取り出す際、トラブル発生。
骨壺に名前が書いてなかったのら!
これじゃ、誰が誰だか分からない。
で、結局、最初に入れたと思われる奥の、一回り小振りな骨壺がそうだろうということで決着。
まぁ、間違ってたとしても、夢枕にでも立たない限り、誰にも分からないのでした。

墓石の隙間をコンクリートで塞ぐ作業に手間取り、お昼を告げるサイレンがうーーーうーーー。

食事会は今治市内の「燈籠松」という、仕出しもやっている和食のお店。
長谷川の親戚が社長やっている店だそうです。
2階の座敷で、刺身だの、魚を久しぶりに腹一杯食べられて大満足。

食後、散会。
千一家ともお別れ。

松山へ戻り、車を戻しに照家へ。
2階に上がったら、照、朝と同じ格好、布団に入ったままの姿で笑ってしまったのでした。

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