雑誌付録の納経帳の、愛媛エリア分だけでも埋めたい照。
昨日、ウチまでわざわざ来て、お遍路勧誘です。
11月25日-
去年も走ったコース。
今回は高知は宿毛まで。
足摺岬までは行かないので一安心。
松山道で伊予インターから大洲まで。
やっぱ、中山の峠道をパスできる高速は楽だわぁ。
でも、ぎりぎりまで高速を使うつもりがなかったようで、往復300キロも運転させるんだから高速代ぐらいケチってはいけませんことよ。
宇和島まで2時間。
そこから宿毛までがちょっと距離があります。
大体、往きは凄く遠く時間がかかる感じがするもので、走り慣れない道はなかなか着きません。
おまけに御荘の辺りから全然譲る気のない大型トラックに阻まれ、タイムロス。
なかなか追い越せないでいると、照がチラチラと腕時計を見初めます。
「お前は成り行きで走るから」
と、やっと追い越した後、嫌みをポロリ。
3時間半かかって、宿毛着は11時半。
39番延光寺。

余裕で写真を撮ってたら、照は納経済んだらお参りもせずとっとと車に戻ってしまいました。
というのも、宇和島を通過した際、帰りに人と会う約束を急に取り付けてしまったから。
昼の1時半には宇和島に戻らないといけなくなってしまいました。
Uターン。
御荘に戻り、40番観自在寺。
宇和島へ速攻で戻ります。
帰り道は、津島で通り過ぎた速度取り締まりも撤収後で、お気楽にアクセル全開。
昔々。
正和商事時代、宇和島へは毎日のように仕事で通っていた時期があったそうです。
当時、イケイケの照は宇和島になんと、2号さんがいたそうです。
けれど、天知る地知る人が知るで、結局、ヨシにバレてしまいました。
照曰く、
「ヨシ子が半狂いになって大変やった」
そうです。
さて、宇和島で会う人というのは言わずもがなですが、用件は2,3万ほどお金を返してもらう事でした。
50万ほど貸してあるそうですけど、別段、取り立てる風でもない感じで、この先、いつ会えるか分からないので顔を見に来た、そんな短い再会だったのか、すぐに戻ってきました。
そーいえば、郡中の親戚にも何十万か貸してあるそうです。
あちらは端から返すつもりが無いみたいと、照がぼやいていました。
照が亡くなったらチャラになってしまう借金はどれくらいあるのかなぁ…。
懐具合もホットになった照は昼に寿司(10貫450円!)を食べ、ご機嫌。
三間や宇和のお寺でも余裕で、仏木寺門前であいすくりんを買ってくれたり、本堂に手を合わせ、しっかりお参りしてました。
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ありがたや、ありがたや。 |
「大洲で温泉に入って帰るか?」
僕的には温泉より、高速で帰る方が嬉しいんだけど…。
国道56号線で大洲を通過した際には温泉なんて忘れてたようで、結局、立ち寄りませんでした。
夕暮れ頃、松山帰還。
走行距離はきっちり330キロでした。
11月26日-
朝イチに携帯が鳴って、
「久万のお寺に行こうや」
と、お寺参りのお誘い。
ヒマなので即OK。
44番大宝寺。
土曜日なのでバス遍路で納経所は渋滞。
その間に、賽銭を渡された僕は石段を上がり、本堂でお参り。
そうそう。
お参りする際は、いきなり、「○○お願いします」とお願い事を思ってはいきません。
お願い事の前に住所・氏名を心の中でちゃんと唱えましょう。
そうしないと、神様、仏様も叶えようがないのだー。
次は難所の、45番岩屋寺。
本堂まで狭い参道を10分ほど歩いて登ります。
本堂がやっと見える辺りがきつくて息が切れます。
病院へもドアtoドアで運動不足の照は松山を出る前からギブアップで、車内で待機。
どうせスタンプラリー遍路。
困難=修行=御利益という図式は照には元から無いのでした。
まぁ、苦労したからって仏様がお願い事を余計に一つ聞いてくれたりはしないので、照の方が僕より現実的なのかも。
でも、ここまで来ておいてお参りもしないで帰るのはとてももったいない。
僕ならただでさえ伸びた後ろ髪が引っ張られ、参道の杉の木にからみついてしまう。
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境内にはロウソク持って入る真っ暗なお洞やら、ハシゴで上ると下りが怖い岩棚やらがあります。
行ける所は行っとかないと心残りになるのでウロウロ。
おせり割という、山上の岩場は時間がかかるのでパス。
今度、もっと葉が落ちて景色が広がった頃に三脚背負ってパノラマ写真を撮りに来ようっと。 |
久万でうどんを食べて帰ることに。
「こころ」っていう地元民しか知らない古い小屋のような外観のうどん屋へ。
久万で材木の仕事をしてた頃から知ってる店だそうで。
でも、残念ながら、超満員。
久万で満員なんて、凄い。
釜揚げうどんがメインみたいで、今度、スクーター・ツーリングの際、立ち寄ろうっと。
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帰りに僕のリクエストで久万スキーランドへ寄り道。
白いのは人工雪の山。
これを圧雪車で平らに均らして12月1日のオープンを迎えるわけです。
照は全然興味を示さなかったけど、お構いなく、カメラをぱちりぱちり。
ちょっと話がズレるけど。
“A─┸┰→B”と移動する際、照の興味はBにしかありません。
その道程にはまったく関心なく、無駄というか、先を急ぎます。
けど、僕や義は途中にある脇道、“┸”なんかがとても気になってしまいます。
照に文や満はどうなん?と訊いてみたけど、そんな質はないそうで、これは三宅系特有なのかも。
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ということで、とりあえず、今日も無事、帰還。
今日は100キロちょっと。
愛媛県内のお寺だけ廻ると言いながらも、宿毛は高知なわけで…。
納経帳はまだまだ余白たっぷり。
どーなることやら…。
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