平成17年8月15日(月) 夜 |
2階の片付け |
丹原のお墓参りから帰って、ネットサーフィンなぞしていると、 「せいじくん〜、助けて〜、ネズミがとれとる〜」 2階のミツからSOS。 どうやら粘着シートの罠にネズミがかかっているよう。 すごく気が重い…。 ネズミにも五分の魂じゃないが、やはり殺生なねぇ…。 粘着シートで身動き取れないまま、コンビニ袋に入れられ、翌日にはゴミと一緒に回収され、焼き殺される…。 (−(ェ)−)南無 以前、下の台所隅の穴を二日かかって塞ぎ、表の部屋の片付けの際に見つけた侵入口も塞ぎ、階段下の穴もクローズ。 一安心、と、思ったら、また出没! 巨大ネズミの逃走ルートを辿って発見した屋上階段の天井の穴を半日がかりで塞ぎました。 でもねぇ。 その穴、ミツはずっと前から知っていたというんです! (`(へ)´)なんで早く言わない!!! またある時は、腐敗し、干からびるまで、罠にかかったネズミに気がついてなかったりもしました。 長が介護施設に去り、人と話すことが無くなって少しボケたのかも知れません。 そんなこんなで、冒頭のSOSです。 気が重い+イライラしながら2階の罠を確認したわけです。 するとどうでしょう。 さ、3匹もかかってる!!!!!!!!!! (>(ェ)<) あーもーキレそうーーーーーーーー! 「あの押し入れから入ってくるのは間違いない! 片付けなんだら、もっと酷いことになる!」 と、声を荒げてしまいました。 でも、ミツは「そーやねぇ」と、のれんに腕押し状態。 ますます腹が立ったので、 「 ネズミだって生きるのに必死なんや。ここが住みよいから入ってくるんや! これ、見とうみ。可哀相に」 嫌がり、怖がるミツに、罠にかかったネズミをわざと見せて、 「オレももう殺したくないんよ。毎回、手が震えとる。このままじゃ、ネズミに祟られる!!」 一旦、下に降りたけど、絶対、ミツはなんにもしないのが分かったから、夕方、2階の押し入れの片付けに取りかかりました。 2階の表の部屋は長の荷物が山になっています。 介護施設には自分の必要な物だけ持って行って、いらない物は全部置いてったから、まるで倉庫状態。 押し入れの中も長の荷物ばかり。 なん年も触ってもいない服が衣装ケースや段ボールに詰め込んでありました。 「あれどこ行ったんぞ!」と大騒ぎするからと、ミツは遠慮して、捨てずにどんどん保留していきます。 おまけに、ミツ自身も、自分の服をどんどん保留します。 足が悪いとか、社交的じゃないからと表に出ない人が、何年も着ていない服を段ボールごと残してどないするんでしょう? まず、押し入れの上段を空っぽに。 壁を見渡すが穴は無し。 一安心。 掃除機かけたら、下段にとりかかり。 箱に隙間があったらほかの箱の服を詰め込み、空いた箱はつぶしまくり。 そんな風に整理して回ったら、下段の荷物も上段に全部収まってしまいました。 ![]() ![]() だって、台所でも、1階の表の部屋でも、ネズミの死骸が出てきたから。 でも、糞以外、出て来ませんでした。 下段探索。 するとあっさり、化粧ベニヤにネズミの穴を発見しました。 ライトを設置し、まずは化粧ベニヤの解体、引きはがしから始めました。 ![]() 穴の奥を照らすと、隣家との壁に本当の侵入口が見つかりました。 ネズミたちは、隣家との隙間を登ってこの穴から侵入、化粧ベニヤに穴を開け、室内に乱入していたのでした。 閉店間際のホームセンターに飛んでいって、フォーミング剤を買ってきました。 フォーミング剤とは、2時間ほどで硬化する泡で、隙間の充填や断熱に用いる建材です。 じゅぼじゅぼっと吹き込み、板で塞ぎました。 子供の頃、よく入って遊んだ押し入れがこんなになってたなんて、なんか寂しい…。 ![]() ![]() 僕が生まれて3ヶ月後の新聞です。 「瀬戸内海大橋を最優先に」 そんなトップ記事の愛媛新聞でした。 塞ぐだけ塞いで、片付けはミツにまかせて下に降りました。 翌日。 2階に上がると、昨日のままでした。 ミツはぼけーっとTVを見てます。 押し入れがどんな様子か覗いてもくれていない上に、片付けする様子もないのです。 アカンわぁ。 やっぱ、僕がやらないかんのね。 昨晩もそうでしたけど、人が働いてるのにミツはぼけー−っとTV見てるんです。 昔、最低でも、去年のミツはそんな人じゃなかったのになぁ…。 ホントにボケかなぁ。 ボケだろうがなんだろうが、許せないのでTVのスイッチを切ってやりました。 ついでに、空いた押し入れ下段に、敷きっぱなしだった長の布団を全部押し込んだりと、表の部屋も整理することにしました。 長のエロビデオは段ボール箱3箱にもなりました。 スケベ爺め。 ミツが足が悪いので危ないから置くなって注意しても長が放置し、更に数を増やしていった荷物です。 太陽光がさんさんと降り注ぐ部屋が戻ってきました。 屋上へも簡単にあがれるようになりました。 まだまだ荷物は山とあって、一人が寝られるほどしかスペースが確保できないけど、足の悪いミツの動線は確保できたのでひとます良しとします。 正直、これでネズミ騒動が終わったとは言えないのが本音です。 古い家ですから、穴はほかにもあるでしょうし、 なんといっても、「あんこの石田」がある限り、豆目当てのネズミがこの界隈から消えることはないのですから…。 ああ、もう、ネズミ殺したくない!!!!!!! だって、子ネズミ、可愛いんだよ。 麻。 Q貸してけろおおおお! |